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【施工】コンクリート打設時に雨が降ってきた場合…

私も何度かこの状況にあったことがあります。

どのようにすれば良いのかその時の状況にもよりますが、問題と対策についてお話しします。

 

継続して打設をした場合の問題

  1. モルタルの成分が雨水で洗い流され材料が分離する。
  2. 雨水の侵入による性能の低下。
  3. 打上り面が雨に叩かれ表面仕上げが低下。

 

対策としては

  1. 至急、シートを掛けて養生する。
  2. 型枠ないの雨水を排水し、性能低下を防ぐ。
  3. 打重ね時にバイブレーターを十分に掛けて一体化を図る。

 

どうしても継続する場合の対策として

 

①スラブ天端の打止めと補修・仕上げ

そのまま続行する場合、スラブ筋のかぶり厚を10~15mm程度となるまで下げ打止め。後日、脆弱部分を除去して同強度以上のモルタルで打ち足す)

 

②打継ぎを設けて打込み範囲を縮小

できるだけ水平に打止めし、後日、脆弱部やレイタンスを高圧洗浄等で完全に除去して打込む。

 

 

今日も勉強になりました!!